原発の無い社会を目指して1

このブログタイトルで、すでに8年間、雑多な事を書き続けてきた。その間、政治や社会といった内容は皆無である。思うことが無かったわけでは無いが、自分の関心の中心では無かったこともあり、「その場」の感想をここに書くことは控えてきた。

反原発派を自認するわけでもなく、恐らくはは大多数の人と同じく「そりゃない方がいいけど、経済活動や、会社員の土日出勤やら、影響が大きいからなぁ。ま、仕方ないか、」と思っていた。
3.11の震災以降、認識が変わった。多数の人の「ちょっと少し」のために、少数の人(とは行っても10万人規模だが)が自宅を追われるような事は許されるべきではない。その他影響は食品から、小児被爆まで広範囲に及ぶ。
そんな不幸なことが起こらないように、十分な対策を施し、国民が広く納得した上で、再稼働を認めるというのではれば、私が好むかどうかは別として、筋は通っている。
今回約2ヶ月ぶりに国内で原子力発電所が稼働すると報道された。その大飯原子力発電所の再稼働については、そういったステップすら踏んでいない。それどころか、友人によれば施設は海抜2mの高さにあり、何の補強工事もないという。ググってみると、断層の真上に原子力施設が建設されていた恐れさえ出てきた。民主国家でなぜ、こんな事が可能になるのか。どこかおかしい。

というわけで、カヤック仲間のミケさんと大飯原発の再稼働反対集会に出席することにした。
朝5時出発。ミケさんが迎えに来てくれた。
途中養老SAで休憩。バイキングの朝食に加え、ブルーシールのアイス2コを食べて二人とも満腹。ここで運転交代。二人だとこういうとき楽である。若狭へ行くのは何年ぶりだろう。
高速道路ができてると思ったら、ない。国道27号をひた走る。
休憩1時間を含み、5時間掛かって現地の公園到着。意外と人が少ない。抗議集会というよりはヒッピー村?昼食を済ませ、講演を聴きに会場に戻る。あら、場所が違う?

いうことで、近くの温泉へ。一端歩き出すものの、目的地が遙か遠くに。車で移動する。駐車場は一杯だが、何とか止めた。温泉施設内に設けられた会場足早に移動。豪華な診療所経由。

がしかし、定員オーバーで入れないという。
交渉の結果、「施設見学」させてもらうことにした。入って左側には室内運動場。誰もいない。中央にはエレベータ。これで温泉へ上がる。300円なり。安い。
右側は?数百人は入る円形ホールで講演会をやっている。こちらも「見学」させて頂く。「施設見学は5分」と言われたが、少し奥まで入ったら、もう出られない。入場制限する訳だ。パイプ椅子が200。立ち見は優にその数を超え、500人は超えている。まあ、無事には入れて何より。もしかしたら確信犯だったかも知れないが、約束の時間での退場を断念し、最後までありがたく集会に参加させて頂いた。知らない話もあり、興味深かった。
    その後は原発関連施設(オフサイトセンタ-)までデモ行進。残念ながら雨。生まれて初めてのデモ参加。「再稼働反対!」とシュプレッヒコールを繰り返し、最後は国道27号を片側塞いで3キロ先のオフサイトセンターへ。抗議書を手渡して終わりかと思ったら、関電施設の責任者は、路上で受け取るつもりで出てきた。はっきり言って、下手である。報道陣も多数いる中、儀礼的に応接室で「雨の中お疲れ様です。お預かりした申し入れ書は本社に伝えます」と外交措置を執るのが大人であるが、路上はやはりマズイ。デモ隊に完全包囲される。抗議書を渡さず決別となった。
デモ 隊も騒ぎだし、さほど多くない警官と警備員がバリケードを押し戻す事態に。さすがにマズイと本社から指示があったのか、代表5名が入場し、軒先での抗議書受け渡しとなった。

スーパーで食材調達、デリカ号内で宴会、車中泊。ミケさんは、暑いのか、私のいびきがうるさいのかテント泊。

カテゴリー: 未分類 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です