SDA王滝MTB100km リタイア決意から復帰、自己ベスト

昨日、息子の運動会を終えて、王滝村の松原運動公園に到着した時にはすでに、コース説明回が始まっていた。そのままPでウィッシュ車中泊。
朝、3:30にバイクを並べる。既に50人ほど。ロードを持ち込んでおり、ローラーでアップ。
スタート前に神主さんのお祓い。御嶽山に向かって2礼2拍手1礼。6:00スタート。集団前方でパレード走行。今回は、通常ルート。反時計回りで、コース変更もナシ。例年通り800人程。
やがて斜度が上がり、踏み込むと、中臀筋に違和感。かなりヤバそう。スローダウンして、N山さんと順位を下げながら、様子見。やがて林道に入りリアルスタート。全く踏めないという訳ではないが、力が入らない。この1週間で、1時間乗ったのみ。オーバトレはない。
体調もさほど悪くなかった。思い当たる節は全くない。王滝は最初の登りがキモである。標高900mから一気に1500m超まで、10キロ以上登りが続く。やがて脂汗。どう考えても完走はムリに思える。1時間程でなんとか1500mまで登り切って、下り。当然下りは大丈夫。
濁川を越えて、「CP1まで行ってリタイア」と決めるが、坂が登れない。押しはおろか、座ることもまともに歩くことも出来ない。自転車を立て掛け、しばし様子見。200人くらいは見送っただろうか。
濁川にいた軽トラまで歩いて戻って送ってもらおうか?などと、先ほど立ち止まらなかったことを後悔。ちょっとずつ、ストレッチが出来るようになり、なんとか再乗車。漕げない。ダンシングで左足が踏めることを発見。かなり前加重だが、何とかなる。右足は積極的に踏めないので、体重を掛け、左の引き足。CP−1まで持つだろか?途中リタイアって出来るのかなぁ。ネガティブな思いばかり。ここは気分を切り替え、ダンシングの練習。どうせCP−1までなら、どんなことをしても体力が無くなることはない。
そうこうしているうちに、痛みが和らぎ始めた。CP−1の手前でカーブミラーを見たときには、下りに備え前の数人を追い越していた。アスリートは、諦めないことが肝心だ。長いレースではどうなるか判らない。
3時間程でCP−1を通過。止まることは全くなかった。ただし、パワーセイブ。ダンシングで足を使ってしまった。前半飛ばしすぎて、湖畔道を過ぎてからの登りでごぼう抜きされたことがあったっけ。
自分のいるべき場所に戻ったのか、周囲の選手と同じペースで登る。時々千切れて下がっていく人、パンクする人、凄くまれに追い上げていく人。左の方形筋の強いハリは例年通り。ただし、ダンシングを多用したためか、意識が中臀筋に行ったためか、方形筋の痛みはなんとかなっている。雄大な眺めも気持ちよい。
CP−2で65キロ、11:15,4時間15。小休止1分。
ココまで来ればあとは下り基調、勢いで行ける。完走どころか、悪くないタイムだ。
俄然やる気が出てくる。幸い、今年もギアが余っている。インナーに入ることはまれだし、それでもまだ1枚くらい余らせている。最大の下りで腕に来た。ガレで道が悪い上、おそらく最初のダンシングで腕を使いすぎた。ディスクブレーキなので、腕力は必要ないが、上体のコントロールがキツイ。
アップダウンを繰り返し、CP−3の手前で、中臀筋の痛みが再発。対処方法は判ったので、ムリをせず、直ぐに押し。300m程度。後は登り2つ。最初の登りのピーク手前でも300m程歩いた。足は残っているものの、方形筋も含めて、あちこちが痛く、リカバリーモードで。
砂利が入って、下りは少し神経質。圧縮されているものの、まだ埋まる。
最後まで何があるか判らないのが王滝の楽しみでもある。
何年か前はゴール直前の舗装道で前輪を滑らせ、雨合羽を破いた。記憶が無い年もある。
気を引き締めて慎重に。以前よりも動体視力が悪化しているのを感じる。
最後の橋でもう一人抜かして、無事ゴール。手元で93キロ、7:40。コース変更ナシの正規コースでの自己ベストを更新した。うち20分ほど、止まっている。直ぐに松原公園まで戻り、準備して洗車、シャワーも無く撤収。さすがに着替えだけはした。
ケツが痛く、クルマに座るのが難儀。4時過ぎに無事帰宅。

カテゴリー: MTB, 自転車レース タグ: パーマリンク

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