友人の見舞い

インターラーケン泊。本来は自転車でフリブールまで戻る予定だったが、予報では天気は下り坂。初日の雨もあり、車で移動したために、今回はメインディッシュの峠4本のみのライド。平坦ステージは無しとなった。代わりにグリンデンバルトまで移動して、観光。ここはユングフラウヤッホーへの入り口。スイスで日本人観光客が最も多いと思われる箇所でもある。曇または雨予報なので、数千円を使っての登山電車は無し。街中の散策にとどめた。モンベル発見。日本語の下げ札もそのままついている。夏場には日本人で賑わうのだろうか。

息子と一緒に帰るために、打ち合わせなどもあって、連絡業務で忙しかった。携帯の残額がなくなりそう。
帰りにモンベルの横のCOOPで買ったサンドイッチを持って、ツーン湖でランチ。RUNの人が数人。無料の更衣室とシャワー。平坦だから、走るにもいい感じかも。

送信者 Swiss 2011

水は比較的きれい。1m位までは水底まで見える。
子供と連絡がとれ、現地コーディネータとも連絡が取れて、何とか一緒に帰りそうだ。

フリブールまで、地道で戻り、友人の母とフランス語で打ち合わせ。今回の訪問の目的の一つである友人の見舞いについて、日本語なら30秒ですむ話を30分かけて。ほとんど話せないフランス語だが、まあ、何とかなるモンである。因みに私のレベルでもフランス語を話せると言うらしい。この辺りの感覚は微妙。
打ち合わせの内容は、夕刻6;40に病院のPに着いたら母の携帯に電話。降りてきてもらって病院に入り病室へ、という予定。まだ家族のみの限定があり、家族ということで病室に入るのだが。どう見ても東洋人だけど、大丈夫かぁ。
この間自転車の梱包。そして時間になり病院へ。うまくいった。
病室に入ると,奥さんとお父さんも一緒に。ここでは省略したいような重い会話。こういうシーンはまさに人間性の勝負。what you have and what you can give.
リクエストがあり、日本人の友人を探していると。インターネットであれこれ検索したけど、見つけられなかったとのこと。勤務先は中津川にもある製紙メーカとのこと。つてを探せば何とかなるだろう。
1年前に癌が見つかり、手術と化学療法。そして1年後にも手術と化学療法。一般的にはかなり厳しい状況だが、可能性はゼロでは無い。とりあえず友人の友人捜しに全力投球。

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スイス自転車旅行2日目アイロロからインナートキルヒェンまでフルカ峠とグリムゼル峠

朝食7:30に併せてアイロロのレストランで4人集合。Fは昨日作ったバイクの時間のため5件のアポ。速攻でパンとコーヒーで出発。西の空は明るいが予定通り、友人のOにアンデルマットまで送ってもらう。ゴッタルト峠の下には高速道路が通っていて、20分で峠を抜ける。アンデルマット手前の悪魔橋まで送ってもらって30分弱。サドルをはめてホイールをつけ組み立て完了。標高差500m程楽をさせてもらった。
こりもなく悪魔橋の写真を撮って(3回目)アンデルマット市街地で、現金引き出しとお水調達。標高1410mから、9:06出発。ここからフルカの始まりまでが唯一の平坦。フルカの登りはヘアピンの連続で始まる。前にスキーの夏トレをしている女性を発見。次のコーナーでは消えた。うん?差が開いている??と思ったら次の坂で止まって上着を脱いでいた。少し会話。「速いですねぇ、」「いえ、全然。」「もしかしてオリンピックの選手ですか?」「 はい、スイスチャンピオンでバンクーバに行っています。」道理で追いつけないわけだ。ちょっと前にスイスチームの車を見た。これかぁ。バンクーバっていつだった??
アウターをしまっている間に先行したが、後ろから迫ってくるのを感じる。じわじわ来たと思ったら一気に抜かれた。おそらくは仮想の敵になっているのか。心拍を160から10拍あげて食らい付く。空気が薄いが、大丈夫まだカメラを取り出す余裕がある。。。パチリ。

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写真ではわからないが、ストックをついて、おしりを上下に動かして、進む仕草が実に生物学的に美しい。無駄の無い洗練された動き。坂一つ、ついていった。コーナーを抜け、彼女のストックが滑った瞬間に、ギアを2枚かけてダンシングし、前にでた。やったー、抜いた。

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コーチがイタリア語?で何か叫ぶ。前からの写真を撮っている間に、また抜かれた。もう絶対に追いつけない。ここで断念。コーチ一人と彼女一人のスペシャルトレのようだ。
この後、足が異常に軽くなった。乳酸が一気に抜けた感じ。目一杯踏み込んで、足が軽くなるのは初体験。この感覚は結局最後まで続いた。
7段の連続ヘアピンを30分ほどで抜け、家内を待つと、牛で道路は通行止め。うーん、スイス。

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もうスイスチームは見えない。一本道をひたすら耐える。心拍で150,ワットで130辺り。ピーク直前でスイスチームの車とすれ違う。お姉さん、元気よく手を振ってくれた。プロ並みのサービス精神。ピーク着は2375mでスタートから2:21だった。

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下りはヘアピンの連続。向こうの崖にはグリムゼルの登りが見える。写真を撮りながら進む。先日車で下見した際には地元のチームが、大体のものが26分位で登る、初心者なら30分、女性でも45分とのことだった。しかし、まずは冷えた体を食事で温める。ソーセージとポテトにコーラで3千円程。他に選択肢がないとはいえ、めちゃくちゃ高い。日本なら千円でも高いと思うだろう。
気を取り直して、グリムゼルを登り出す。1700m。昨日と違って、足はよく回る。自分の上に、ヘアピンの7段重ねがよく見える。ピークは2103m。軽くさくっと35分で登った。ただし、写真を撮る時間を含んでいない。
ここまでくれば、後はひたすら下るのみ。下りは一直線に近く、トンネルも多い。ライト無しで行けるが2つほど、急に暗くなって、しかも曲がるトンネルがあった。標高608mまで27キロ、47分。ほとんど踏まずに自由落下で60キロ上限。完全な一本道で、後ろの家内が昨日のように道を間違えることは無いとは思うが、用心して所々で待つ。ホテルのPに止めさせてもらった車に自転車を積んで、撤収。しかし、届かなかった荷物を出発点のアイロロまで取りに行く必要がある。届いているか電話したら、30分後にもう地度電話しろ、という。確認が取れ、今日の午後に届いたとのこと。車なら全長17キロのゴッタルトトンネルを使って1:20で到着。ただし、反対方向はトンネルに入る車数の制限で大渋滞。TTみたいに、何秒かおきに信号が青になり、一台一台出て行く。
で、帰りはゴッタルト峠の新道経由で行くことにする。旧道が見える、というのがその理由。それでも大半がトンネルと、反対側の景色。ゴッタルト側が見えるのは最後のほうだけ。自転車では走りたくない道だ。ゴッタルトの旧道がよくわかる。

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そのまま、2時間でインターラーケンのホテル着。ホテルは東洋系の団体に占拠されたような感じで、ホテルのレストランは諦めて街の中を散策。駅前の小さなレストランでピザとビールで乾杯。日本人の観光客も多いがそれ以上に東洋系、さらには中東と思われる人たちも多い。
ホテルの目の前を二つの湖をつなぐ運河が流れているのだが、この流れが速い。しかも色がエメラルド系の日本では無い川の色。(氷河からの川はみんなこんな色だった。ツエルマットでも、シャモニーでも)
獲得標高1340m(昨日の半分だ)、往復3時間の運転でさすがに疲れた。

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スイス自転車旅行 インナートキルヒェンからアイロロまで

ホテルの朝食が8時からと遅いが、明るくなるのもそのくらいか。濃霧。肌寒い。
夏ジャージにレッグウォーマとアームウォーマ。アンダーはいつも通りウールのシャツ。ステムの下に入れるスペーサが1枚足りないので、前ががたつくが、このまま行くことにする。出遅れて8:45発車。

まずは、ズステン峠に向けて、標高500mから2200mまでを30キロ、平均斜度5.2%の坂を延々と登りだす。500mも進むと、霧は晴れて快晴。予報通りだ。眼下に霧。

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GPSに表示される斜度が、村に入ると2%程の平坦になり、何かの拍子に12%までの斜度が何度か現れるが、それは瞬間的。数秒のダンシングで切り抜けれる範囲。森林限界から上のごつごつした岩肌を遠目に、牛や羊が放牧されているスイスの風景を楽しむ余裕がまだある。いやな臭いもなく、時々家内を待つためにカメラをとりだしては、景色を撮影しながらゆっくりと登る。

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ハンドルにでかいバックを取り付け、そこに荷物を入れているが、どうも時々タイヤと擦るようだ。荷物を入れすぎたのは明らかだが、荷物を捨てるわけにも行かないし。とりあえず、コインとホテルの名刺でスペーサーを作って対処。
予定通り3時間でズステン峠に到着。トイレ休憩ですぐに下り出す。下りは防寒して。薄手のカッパ兼用のジャケットと長パンツ。手袋はそのまま。20キロ、ほとんど直線。ほおっておけばどんどん速度が上がる。家内との距離を気にしながら60キロ程度に抑え、時々完全停止して待ち。距離20キロ、標高800mまで一気に30分で下る。しかし、パーツがでかい。登り3時間下り30分は日本では経験できない?
アンデルマットまでの登りはヘアピンの折り返し。問題は雪よけの半トンネルになっていること。どうにも走りにくい。MTBなら
トンネルの上をいけるのだが。悪魔橋も写真1枚とってそのまま通過。

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アンデルマットが唯一の平坦区間。それを過ぎるとゴッタルトの登り。ここでハプニング発生。家内が道を間違えてフルカへ行ってしまった。ゴッタルトは直ぐに大きく左にそれ、フルカは一旦右に進むが、そのまま谷沿いに進む。ちょっとまえにあそこかなぁと話していて、そのままあそこに行ってしまったようだ。携帯が通じて無事に合流。

今度こそゴッタルトを登りだす。もっとも向こう側と違い、こちら側は比較的まっすぐだ。延々と続く登りを淡々と、しかし心は急いで進む。先を急ぐにはわけがあって、知人と3時に待ち合わせしている。今回、仕事の予定が入っていたが無理をしてスケジュールを合わせて、同じホテルをとってくれた。その代り明日はアポ5件になってしまったらしい。夕方一緒に走ろうということになっている。

しかし、だんだん足が動かなくなる。120Wが精いっぱい。心拍は130くらい。もう売り切れ状態だ。約束の時間を断念し、その旨を伝える。「了解。二人でMTBで迎えに行く」とのこと。1時間かからない、という。ゴッタルトをMTBで1時間で登るのか。。。周りの景色は荒涼とした景色で、あまり感激もない。標高1900mあたりで旧道を進むがおしりが痛い。すぐに新道に戻る。残り2kmを死にそうになりながら、時速6キロで進む。かろうじて同時くらいでピークの喫茶店到着。
しばし談笑し、バイクの状況を説明すると、1枚スペーサをやるから、一緒に石畳を下ろうという。希望は聞くよ、でも絶対それしかダメと言う。新道はトンネルばかりで景色も最悪。唯一、旧道が見えるのが救い、らしい。
フロントのがたつきもなくなったし、家内も了承して、旧道の石畳をいく。石畳を走るのは初めてだ。緊張しながら、下る。暫くして意味がわかった。すばらしい眺め。

送信者 Swiss 2011

ホテルまで一直線。マネージャー氏のお出迎え。自転車は倉庫に。奥さん以外は持ち込んじゃダメだよ。とウィンク。 イタリア語圏となり、ユーモアを感じる。
問題は送った荷物が届いていない。着替えがないので、慌てて洗濯。
わざわざスケジュールを変更し、アイロロまで来てくれて、さらにはゴッタルトを登って迎えに来てくれたお礼に、晩ご飯にご招待する。裏で育ったラムは?いうお勧めを4人とも採択。初ワイン。ラムがうまい。食べ方は彼らの方がきれい。まるでしゃぶったようだ。
最後は本当にしゃぶりだした。。。

デザートを食べながら明日の計画を検討。ゴッタルト、フルカ、グリムゼルの3本勝負。天候の悪化が予想され、家内はバスでの移動を希望。
こうしてズステン、ゴッタルト峠の自転車旅行が終わった。明日はゴッタルトにフルカとグリムゼン。天候不順の予報で、仕事に向かう友人にアンデルマットまで送ってもらい、ゴッタルトはパスすることになった。
本日86.5キロ、6:39、平均時速13キロ、獲得標高2677m、Norm Power 124、消費カロリー3000キロ

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ドイツスイス旅行 DAY8 自転車旅行初日:雨で中止

今日から家内と自転車旅行にでる予定だったが、予報通り、というか、予報以上に土砂降り。ホイールを外して自転車2台をオペルに積み込む。50Tのギアが天井に当たるが、シューズバックを挟んでうまく固定。他、洗濯乾しロープなどでバイク固定。
車でズステン峠下のインナートキルヒェンまで向かう。高速を避け下道で行くが、150キロ2時間。インターラーケンも霧雨。ホテルには寄らず、2200mのズステン峠を越えてアンデルマットまで車で下見。思ったよりきつい。霧と雨で何も見えない。帰りに悪魔橋に立ち寄るも、何も見えず。


午後3時にはホテル着。5時からピザとビールで夕食。今までフランス語圏が多く、ビールは少数派。ワイン以外は飲み物でない、と思われている感じ。ここはドイツ語圏なので、ビールを頼んでも不審がられず、うれしいことにビールがうまい。
レストランは夜11:30まで営業。就業際にもう一杯。自転車に乗れなかったのは悲しいが、ビールは幸せ。

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ドイツスイス旅行 DAY7 自転車旅行準備

シャトードー近くの宿で朝食。ロード乗り4人、歩き15日目の女性親子2人。みな盛んに天気を気にしている。アンドロイド用に300円で購入したお天気アプリも、今日は午後から雨だと。そして明日も雨予報。取りあえず、何もせずに友人のホテルに戻る。お昼はご自宅で、娘二人とご両親にご馳走になる。この娘二人私たちと同世代なのだが、全く性格が違い、おもしろい。娘たちが通訳をしてくれて、ご両親ともタヒチの思い出などを楽しく談笑。
午後はお見舞いの予定だったが、本人の体調からドクターのOKがでず、キャンセル。
明日からは自転車旅行。最悪会えずに帰国を覚悟しておく。

仕入れた情報では、駅から駅に荷物が送れるらしい。しかも朝預けると夕方着く、という。で早速フリブールの駅で確認。これは事実だが、原則は切符が要るようだ。今日はサービスで10フランで送ってあげるよ、とのありがたいお言葉。「でどこに送るの?「アイロロです」。「うーん、無理。だって無人駅だもん」。ええ。ハンドキャリーと郵便で対応することに。
天気予報を何度も見るが様子は変わらず。ホテルのレストランも営業終了。駅でパンとビールを買い込んでホテルの部屋で軽く夕食。荷物の梱包など。

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