先日の事であるが、ご近所のOさんがフェイスブックでとあるイベントに参加するのを聞きつけた。その時点でわかったのは講演者の名前だけであるが、前々から気になっていた人だったので、イベントをググってみた。もちろん、直ぐに概略は判明した。「水源地防人セミナー」というイベントで、水資源機構、木祖村およびNPO法人「水の始発駅」が共同での開催。講演だけでなく、1.5日にわたり、木曽川源流や保水地などを実地で回るという、非常に嬉しい(個人的にはビンゴ!)イベントである。直ぐに万事を繰り合わせ、参加を決めるが、問題は申込期限は過ぎていること。ダメ元でメールを送ったところ、締め切りを過ぎても受け付けて頂いた。事務局の水資源機構に感謝。
こうして当日を迎えたわけだが、悲しいことに天気予報は雨。雨合羽など準備して参加する。夜には名古屋へ出る必要があり、電車。私より先に申し込みを済ませていた近所のOさんも一緒。
予定通りの電車で現地着。
駅までお出迎えがあり、早速申し込みを済ませる。3500円也。交流会会費を含むのだが、我々は参加できない。なんと折り詰めを用意頂けるとのこと。
先ずは、行事の説明やら関係者挨拶などが終わり、木曽川の源流へマイクロバスで向かう。
味噌川ダムまでは2車線の快適道路。その先、通常は閉鎖されているゲートを開けてもらうと、そこからは未舗装道。マイクロバス3台+関係車両。マジかよ~という道を進んでいく。
1時間ほどの間、水資源機構の自称雨男Sさんがバスガイド役となり、水の始発駅理事の澤頭さんと入れ替わりで様々な解説をしてくれる。隣に座ったのはやはり中津川から参加だという先輩女性。草木染めのお店を妻籠に開いているらしい。とてもお話が上手な上に、元気があふれている。酔いそうになりながらも、たのしく源流にたどり着いた。
バスを降りて、林道沿いに200m程歩く。優しい女性が「濡れますよ」と相合い傘?を勧めてくれたが、小雨程度なら全く気にならないので断ってしまう。事実、手には傘を持っていたが使う必要を感じなかった。決して、女性が気に入らなかったとかではない(笑。
やがて、源流の碑が見える。なんだ、歩かなくてもバスでこれたじゃん。。。写真撮影して、無事終了。ちょっと拍子抜け。もっと上流まで行きたかった~。実際帰りは20m先の空き地まで歩いただけ。
帰りも同じバス、同じ席で妻籠のおばさんとお話を続ける。雨のため、昼食は会場に戻ってOさんと二人でサクっと済ませる。午後の部の挨拶。なんと、相合い傘をし損ねた女性は村議会議長様。ビックリである。同い年くらいで、都会の女性だと思っていた。
で本日のメインイベント自然界の報道カメラマン宮崎学氏による講演会。題して「イマドキの野生動物」。同名の書籍が先月発売されたばかりである。
赤外線を用いて、自動で撮影する仕組みで、野生動物の生態を観察する。が、報道写真家を名乗るだけあり、考察はメガテン、または目から鱗。
1.昨今の野生動物は知らぬ間に餌付けされている。肥料経由(牛糞。抗生物質や塩分入り)、道路に巻かれる塩カル(が道路から流れ出たもの。)、豊作で捨てられる果物(味をしめる)
2.いくら山に広葉樹を復活し、木の実を豊富にしたところで、マチにはもっとうまいものがあることを知っている。
ばくっとまとめるとそんな内容の講演であった。報道を中心とする知識で、針葉樹の林にしたために、熊が街に降りてきた、という漠然としたイメージしか持っていなかったので、ビックリである。
単なる推察ではなく、実際にカメラを仕掛け、実証を済ませているから説得力がある。
講演終了後、握手。先日facebookで「お友達申請」をして、ご挨拶を済ませておいたのだ。
「おお、いい手してるね-。仕事している手だ」私の手も大工の手になったか?
続いてパネルディスカッション。しらやま振興会事務局の 森 女史。
内容は、地域振興のイロハを説明した形で、私には特に目新しくないのだが、関心したのは、その話しっぷり。方言もそのまま、素のまま、と思われる語り調。講演となると、どことなく、口ぶりも堅くなるのだが、本当に自然である。講演の途中でfacebookのページにも言及。スマホでそのページをみると28いいね!。隣のOさんと一緒にいいね!30クリック達成。30をこえるとマーケティングツールが使えるようになるのだ。一人前の証ともいえる。おめでとうございます。
次の講演が始まり、直ぐに事務局より移動の指示。Oさんと二人、藪原駅まで送ってもらう。
折り詰め付き。もっとも歩いても5分かな。駅には何も無く、ビールもなし。
南木曾まで普通列車で行き、特急しなのに乗り換えてビールと折り詰めで空腹を押さえ込み、大学時代の仲間と開催する写真展の打ち上げに遅刻参加。何回参加しても楽しいものである。
1次会で失礼して、明日のday2に備える。
二日目は水木沢の散策。大抵の参加者は宿泊。地元の人も一部宿泊し、深夜まで盛り上がったようだ。参加したかった~。
電車では間に合わず車で移動。78キロ、1時間30分。スムーズだった。
水の始発駅理事直々の解説を頂きながら2時間の散策。他にも詳しい方数名。ずいぶん勉強になった。というより、めちゃくちゃ楽しかった。
昨日派得るディスカッション講師、森先生ともfacebookつながりで仲良くなって、写真を撮ってもらった。写真の腕は。。。。とても上手とは言えないようだ。
残念なのはカメラを車に置いてきたこと。バスに乗った時点では、まだ雨が降っていたのので車に置いて来たのだ。幸いなことに、現地に着く頃には気持ちよく晴れた。なので、次なる選択肢、携帯カメラ。いくつか張っておきます。2時間にわたる散策を終え、現地解散して終了。
帰宅後ロードトレ1時間。