自宅まで6時間

朝、雪の予測だったものの、快晴。クルマ通勤。 午後に大阪まで新幹線。大阪市内は雪。2件の打ち合わせをすませ、帰りを急ぐ。
新大阪の地下鉄からホームまで残り4分。走ったら2分あまった。体は鍛えておくモノである。
帰りの関ヶ原は別世界。徐行。30分遅れで6:30過ぎに岐阜羽島着。インサイトに乗り換えて、高速へ。渋滞するものの、まあ、大丈夫。ところが、中央道に入って様子は一変する。ベタ雪がつもり、かろうじてタイヤはグリップしているものの、慎重な運転を強いられる。走行車線は速度40キロ前後で一列縦隊。
雪が降ったら、四駆ウィッシュで通勤すればいい、とインサイトは冬タイヤに変えなかった。
冬タイヤにすると燃費が悪くなるし、月間3000キロを走る私としては、燃費の良いタイヤを希望。
去年はほとんど雪がなかったので、まあ何とかなるだろう、との判断であった。
カーナビによれば、チェーン規制が始ったようだ。ナビは小牧東で降りて、地道を行けという。その方が早いという通信カーナビのサーバー側の判断だろう。
多治見ICで高速を降りた。
下道なら、最悪 道沿いのレストランに入ればいい。 寝袋積んどくんだったと後悔。料理セットや食材(カップ麺ともいう。他カンパンなど)はあるから、寝袋さえあれば、夜を明かせたな。
自宅に近づくにつれ、雪は多くなり、車速は遅くなる。予定を変更し、瑞浪で電車にのりかえることにする。ここからなら、20分の乗車。その方が楽だし、リスクも少ない。
R19は問題ナシ。旧道が少し積雪があったモノの、ベタ雪でもあり、何とか瑞浪駅のPに到着したのは8時頃
中津川行きの電車が2両並んでいる。19:20発車予定だから、もう1時間遅れだ。もう一両は後ほど運転打ち切りで名古屋行きとなった。2両分の人が乗り込み混雑している。最後尾車両に座席を確保し、出張に併せて持っていた音楽プレヤーで音楽を楽しむ。倒木が原因の様だが、アナウンスの情報量は少ない。
スマートフォンでネットワークに繋ぐ。twitterやmixiのSNSはこういう時は便利だ。逐次情報が入ってくる。電話までくれる人がいた。
一旦は動き出したが、結局釜戸駅で止まる。次なる倒木、倒竹が登場したようだ。
この手の事態の乗り切り方はある程度心得ているつもりだ。
その1「出来ることはする。出来ないことは諦める」
情報を求めて車掌にくってかかる人がいたりするが、そうしたところで、早く帰れるわけではない。
相手がTAXIの運転手ならまだ対応の方法はあるだろう。しかし、電車に関しては、 いつ動くんだ! という質問の回答は決まっている。  動けるようになったとき。 である。
もう一つは「不安を楽しむ」余裕である。日常ほどつまらないモノはない、らしい。
人が旅行にでるのも、ジェットコースターが楽しいと感じるのも、それが非日常的だからである。
今日中に家に帰れないかも知れない、という経験は年に何度も出来ない。
それに、ここには生命の危機はない。最悪でも明日のアポを取り消して、家で寝れば済む程度のことだ。
電車が動き出して、一瞬ホッとしたが、同時に「いやまだまだ次があるはずだ。」と期待したのも事実である。
実際に次ぎが来て、「やっぱね。さ、ちょっと寝とこ」と熟睡モードに入った。
電車は日付が変わってから動き出した。坂本駅には12時半過ぎの到着。駅から歩くつもりだったが、ベタ雪にサラリーマン靴ではつらい。
家内に迎えを頼んで、帰宅出来たのは夜中の1時。薪ストーブが暖かい。やっぱ我が家が一番。
そんな田舎に住むから通勤が大変だ。もっと街に住め、 という声も聞こえてきそうだが、通勤でさえイベントになり得るのは長距離通勤の楽しみ?でもある。
大阪の出張もあり、クルマもいれて、9時間すわりっぱなし。 さすがに疲れた。

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