付知川で泳ぐ

先日、木曽川でスポット遊びしていたSeiG君に誘われて、付知川をカヤックで下る計画を立てた。
しかし、真冬並みの寒波。最低気温8度は予想通り。恵那山は初冠雪。
8時に福岡○ケー集合。ドライウェアをもっていないので、防水ジャケットの首部分をガムテで補強。
先日、ヘアカットで首を巻かれているときに思いついた技。どうなる事か。ちなみに、ウェットのロングジョンを脱ぐと、そのまま自転車に乗れる恰好だ。TOPはフェルトウール。濡れてもわからないと思う。気温を考え、予定の新寝覚ノ床を変更し、福岡大橋下流の長淵のスポットから。
付知川は初めて。最初の瀬では、船底をガリガリ。知原で2.3は、標準+か。
細かい石の連続ではなく、逆光のブラインド状態で、いきなり船底が石に乗り上げる感じ。バランスを崩して沈寸前。栗本旅館の左ドッグレック。右から入りすぎた。必死で左に漕ぎまくるが、時遅し。壁にへばりつく。なんとか、少し上流へ漕ぎあがり、ホールを抜けて無事に脱出。
岡山橋。右か左か、SeiG君がルートファインディング。しかし、その間にも自艇は進む。右だろうと予測をつけて進むが判断は左。ヤバイ。橋脚激突コース。必死で左へ向かうも、岩に乗り上げ、完全停止。体重移動で抜けるが、そのまま横向きにホールに突っ込む。「沈してもロールは打てそうにないな。」意外と冷静。後ろ向きになり、そのまま沈。ロールはあきらめて、沈脱。すぐ下のホールで艇が捕まる。脱出した自分は艇を引き出そうとするが、手が滑り、先に流れる。先ほどパドルも離してしまった。SeiG君に事後処理をまかせて、近場の岩によじ登る。50mほど泳いだ。どうも艇は対岸にあがりそうだ。ここまで漕ぎあがるのは無理だ。再び付知川に飛び込み、対岸へ。泳いでいる間に、艇は対岸へ。最後はSeiG君が飛び込んで回収。ありがとう!

1614681691_227 人生最大の沈。気温10度以下で、100mも泳いでしまった。パドルジャケットの防水はほぼ完璧のようだ。ぬれた感じはなく、もちろんチャプチャプ服の中で水が動くこともない。
首回りは伸縮系のテープで止めればもう少し快適だろう。真冬に漕ぐわけではない、ドライスーツは当面不要だと思う。
しばし放心し、再びダウンリバー。用心にも用心を重ね、といっても、川幅が狭いので、選択肢はほとんど無い。河原もないので、勢い、突っ込んで、ひたすら漕ぎまくるという戦略が中心となる。
この後は沈することもなく、安定して○ケーまで。かなり緊張していたのか、ゴールで放心状態。
今日学んだこと。
船底をこすっても乗り上げても、バランスをとっていれば大丈夫。
自分の背丈を超える波に突っ込むのは度胸がいるが、船は前後の動きには強い。重心の位置に気をつけていれば大丈夫。同様にホール脇を抜けるのも吸い込まれることはない。スピード命。 必死に漕ぐ。
判断は早めに。
沈脱したら、パドルを確保し、艇は任せる。

○ケーでロールを教えてくれたミケさんは、沈脱2でSeiG君と賭けたらしい。
結果は沈脱1。残念でした^^;;
自ら飛び込んで私の艇を確保してくれたばかりか、最後まで私の沈脱に備え、万全の体制で挑んでくれたSeiG君に心からお礼。

ここ4年ほど、年に1度しかカヤックに乗らなかった。それでも年に一度は乗ろうと決め、アウトドアクラブの会費も払い続ている。そのささやかな4回の努力と、支えてくれた仲間のおかげで、何とかカヤッカーになれそうである。先日の王滝のレースでも思ったが、諦めないことは大切なことである。

付知川の地図
http://www.takenet.or.jp/~ena.f.s/tukechigawa%202010.pdf

後1度気田川をくだり、ことしのカヤックスケジュールは終了。パドルと艇の更新予定。春からは家内も一緒にダウンリバーを楽しみたいという。レスキューの知識を身につけておかなければ。

午後インサイトのスピーカ変更。運転席側のみ。アンバランスが新鮮。家内はロードトレ、私は子供の迎え。頭痛でそのままリラックス。薪ストーブ前で炎のお守り。今日も自転車には乗らず。先月の乗車は200km。まあ、こんな月もある。

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