これって結構最悪レベル?

今日はフランクフルトの展示会場には行かず、1130の電車でハノーバへ移動する。
少し時間があるので、インド人同僚とアッシャフェンブルグ市内を歩く。
ホテルの前にショッピングセンターがあるが、旧市街のお店はまだ元気なようだ。スポーツ店でゲートル購入。面白いことにBBQコーナーがあり、薪ストーブの道具まで売っていた。

指定席を取った電車にあわせて駅へ。1本前のローカル電車がとまっているが、何処と無く様子が変だ。大きなスーツケースを持って各駅停車に乗り込んでいる。それも、一人では無い。車掌を捕まえ状況確認。予約した電車は1時間遅れ。「これにのれ。もう出発だ」 ラッキー。30分の予定が1時間かかるものの、乗り換えの特急に時刻上は2分の余裕で間に合う。たぶん、特急も待つだろう。ビュルツブルクで乗り換え。乗り換える電車は既にホームにいた。しかし、ここでも様子が変だ。異常な混み方。
指定の6号車が無い。取り敢えず、空いた場所に滑り込んで何とか乗り込むが、混んでいて全く動けない。近くのお兄さんに、状況確認。お兄さんに逆に質問される。「どこへ行くの?」「ハノーバです。」ビックリした顔で、「それは人生最悪の日だね」と一言。それを聞いて真っ青になるが、その瞬間にウィンク。やられた。
列車を間違えたと思ったのだが、詳しく話を聞けば、何のことはない、列車構成が変更になって、車両が短くなり指定席は全て無効になっただけだった。最初にショックを受けたから「なーんだ。たいしたことないジャン」、と思えるのが不思議だ。しかも、満員電車に乗り慣れた習性で、自然に周りより空いた車両に乗り込んでいる。ひどいところはラッシュアワーなみの混み方だろう。まだスーツケースに腰かけることができた。残り2時間。インド人同僚は思いっきり不機嫌である。少し憂鬱な気分になるが、30分後、Fuldaで大勢降りた。並びの席を確保し、爆睡。
skiinhannover ほぼ予定通り3時前ハノーバ着。ハンパ出ない積雪。30センチ? なんと市内でクロカンスキーをしている人をみた。
ホテル着。会場は目の前だが準備日なので、最寄りのゲートは空いてない。除雪もまだだ。延々と20分歩いて、開いている会場入り口へ。途中タクシーを何台も見たが道路と歩道の間に幅2m、深さ30cmの積雪があり、車道に出れない。会場は直ぐそこだと思い、コートも着ていない。情報不足。戻って確認すれば良かった。
それでも、今日の仕事、パートナー企業への展示会キットの配布と情報収集を半分終えて、7時前にはホテルにもどる。この雪の中、外には行きたくない。ホテルは14.5ユーロのバイキンクのみ。飛行機の食事の方がまだ、マシ。怒ってもも仕方ない。選択肢は他にないのだから。
人生最高の日で無いことは間違いない。しかし、多少のスパイスが味を引き立てるのも間違いない。不機嫌に今日の不幸をまくし立てるインド人同僚と一杯飲みながら、心の中で、こっそりと感謝した。多少の運のなさを幸せに感じられる心の豊かさを。

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