ホワイトアウト

朝8時過ぎには、滑る準備を終えて、事務所へ行って、格安リフトパスを買おうとしたが、スタッフは留守。待つこと10分。すぐ向かいのバス停に無料巡回バスが来て、あきらめてグランヒラフのゴンドラまで。
4700円也のニセコ全体のパスを購入。ゴンドラとリフトを繋いで山頂まであがる。
山頂に近づくと各社のリフトも近くなり、森林も無くなって、他の地域へ移れる。
問題は、視界ゼロ。正確には5m位はある。リフトの最後の柱を過ぎても、まだ降りるところが見えない。霧が流れ、地面を雪が流れる。突然、バランスを崩して倒れた。駅で隣の電車が動き出して、思わず自分が動いているような錯覚に陥ることがある。あるいは、背の高いビルを見ていると、雲の動きでビルが倒れるような錯覚に陥ることがある。まさしく、その状態。雪面と霧との境目がわからない。おもしろいくらい倒れる。止まる直前が、一番ヤバイ。雪はでこぼこのアイスバーンに加え、石ころのような雪の固まりがゴロゴロしている。
なんとかニセコビレッジへ。ここは滑走面はほぼ一本。ヒルトンホテル直結のゴンドラがあるが、変化が少なくつまらない。すぐに次のニセコ国際へ。山頂付近で再度ホワイトアウト。
コースを知らないので、誰か来るのを待って、ついて行く。途中、大きなギャップで空を飛んだ。板はさらに飛んで3m程度むこうまで。
ニセコ国際は丁度良いあんばい。林間の非圧雪を進む。木が見えた方が水平がわかって安心。
しばらくニセコ国際で滑ることにする。お昼頃に降雪が酷くなり、めがねにワイパーがほしくなる。雪が湿っているので、めがねに張り付く。いったんレストランへ避難。ニセコで初めての外食。その後ゴンドラで数本滑るが、時々ホワイトアウト。足に乳酸が貯まって来て、2千メートル近いコースなのに、時々止まるようになった。もったいない。。。
右ターンで転ぶことが増えた。斜面が急で、右手が雪面に接するような状況になると、支えきれずエッジが流れて転ぶ。といっても、スライディングみたいに転ぶのでダメージは無い。加重をもう少し前にかけ、さっさとテールを流せばいいのだろうか。右ターンだけなので、滑り方が対称になっていないと思う。
それに、右ターンの時に板の前が重なることがある。
雪が重いこともあり、林間の非圧雪エリアに入ると、止まりそうになることがある。
3時を過ぎて、グランヒラフに戻る。山頂付近は極上パウダーだった。視界が無いのが残念。リフトの柱が見えるところだけ、楽しく滑れた。目からの情報は当てにならないので、ボーゲンで下に向かって滑る。
「大丈夫だろうか」とおびえながら、何とかグランヒラフのリフトにたどり着いた。こちらはベタ雪。30秒おきにサングラスの雪を取らないと、前が見えない。しばらく、一番下のファミリーゲレンデで回復を待ったが、4時過ぎにあきらめて終了。ナイターに戻るつもりで、千円戻ってくるパスは手元に置いたまま。残念ながら、ボタ雪は降り続き、ナイターのライトもかすんで見えるので、ナイターをあきらめ、パスを精算して、ニセコでのスキーを終えた。
今後の課題は
35度以上の急斜面。怖い。たぶん減速方法。
33度くらいの斜面での右ターン。
バックカントリーでは、急斜面アイスバーンでの斜行登り。物理的に厳しい?

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