悲しい雨ふりから

朝、雨が残り、坂本駅まではちょっと濡れながらダウンヒル。
もう10年以上一緒に仕事をしている豪州メルボルン事務所の同僚が今月末で組織を去ることになった。一緒に自転車の話ができる唯一の同僚だった。(ただし、メルクスやらイノーが出てくる辺り、ちょっと古い。奥様は栄養学の専門家でとても助けていただいた。)
それ以上に、元上司であり、組織内での所作を教えてもらい、技術的な観点から、多くのことを教えてもらい、さらに英国紳士とは何かを身をもって教えてくれた良き同僚であり、事実上のチームリーダであった。
外国の組織で働いていると、出会いも別れも日常茶飯事である。先月には、英国のマンチェスター近くの事務所が閉鎖になり、良き英国の伝統を持った社風が変わろうとしていた矢先、メルボルンの事務所まで閉鎖になってしまった。これからはシドニーからのオペレーションになる。
メルボルンとシドニーは豪州の2大都市で、メルボルンがイギリスの雰囲気をのこすのに対し、シドニーはアメリカの匂いがプンプンする。(ちなみに首都はキャンペラであるが行ったことがないのでわからない。政府関係者で無い限り、用のないところであろう)
しかし、今回はさすがに、こたえるなぁ。事務所がほぼ閉鎖になっても元上司は、試験機関に駐在して、業務を続けることになっていた。
もちろん、背景には豪州ドルの暴落があるのは間違いない。(対日本円でなく、ほぼすべての通貨にたいして、負けている。)中途半端なことは、許されないようだ。
午後7時まで、NPO法人の講師として、講義の質疑応答があり、その後友人と春日井駅で一杯。悪酔いするほどは飲まなかったが。
同僚は自宅にも泊まりに来て、家族とも仲良く過ごした。そのうちにまた遊びに来るよ、と子供たちには伝えた。豪ドルがもう少し高くなったら、遊びに来るだろう。

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