「不都合な真実」

大阪へ出張。朝の霜は厚く、手袋で擦って取る。
オレンジ色の、マイクロポリエステルのジャンパー1枚では、ちょっと寒い。−5度。
出張の合間に時間があったので、本屋に立ち寄り、「不都合な真実」日本語版を立ち読み。強い衝撃を覚える。まるで自分の立っている足下がすくわれるような感覚。いや、実際にその通りになるのかもしれない。
地球の温暖化については、常に意識している。ログハウスも、薪ストーブも、太陽光発電も、ある意味自転車も、根本は温暖化対策である。毎年年頭所感として、業界紙に発表している内容も、京都議定書がらみの環境を意識したモノであり、仕事仲間では、エコロジストで知られている。
ある程度の知識を身につけながらも、温暖化は徐々にやってくるモノだと認識していた。が、本に掲載されている写真はショッキングだった。
仕事が終わって、携帯で「不都合な真実」を上映している映画館を探し、名古屋の荒子のトーホーシネマで上映しているのを確認。新幹線を降りて、その足で観てきた。今は荒子も便利になり、名古屋駅から15分。
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100分ほどの映像だったが、
1)アルゴア氏の英語はとてもわかりやすく、まるでプレゼンの手本のように、楽しませてもらった。(見たのは英語+字幕)
2)映像よりも、解説とグラフの方がショッキングだった。
例えば、南極半島のある氷棚は100年かけて溶けていくといわれた。が、一ヶ月?で、ほぼなくなった。変化は急激である。
3)映像は、基本的に今と昔という構成だが、「おいおい、マジでこれヤバイよ」と思わせるものが多かった。
アメリカの大統領選挙で僅差で敗れたゴア氏。ブッシュを大統領に選んだアメリカ国民は、最後の最後で大きな間違いを犯したように思えてならないと思ったのは私一人ではないだろう。(とりわけ「華氏911」を観た人は。)
映画の中では、人口問題や南北問題など政治の問題も出てくるが、ゴア氏は環境問題は「モラルの問題」と言い切る。私もそう思う。公衆便所でトイレを汚さないように使う事と同じレベルで、地球を汚さないように大切にすればいいと思う。
という訳で、ぜひご覧ください。ちなみにこれから先の日曜日4回東宝シネマ名古屋(荒子)等では通常成人1800円の所、500円で観ることができるようです。
是非ご覧になることをお勧めします。本当に。想定外の速度で、地球は壊れています。
帰宅後DVDと買いそびれた本をネットで購入。ああ、配送のガソリンを使ってしまった。

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