テーブル

我が家のキッチンテーブルは20年ものである。結婚して直ぐに松戸のイトーヨーカドーで3万円ほどで買ったテーブルだ。松戸、川崎、名古屋辺りまではコレで良かったが、中津川でログハウスの住人になると、この木製のテーブルがどうも似合わない。良いテーブルを探したり、注文しようとしたりしたが、どうにも縁がなかったのか、20年以上使い続けてきた。安物にしては、壊れずもせずに良く持ったが、イスの背もたれが壊れ、まじめにテーブルを探し出したときに、カヤッカーでもあり、木工職人のSeiG君に出会った。実は彼のお兄さんともこの話をしていて、実現が出来なくなった今、弟のSeiG君が引き受けてくれた、と言えなくもない。
先週の下見に続いて、本日豪雨の中、白山木工所に行って樹齢300年程のケヤキの一枚板で食卓(兼勉強机)を作ることが決まった。ここは喫茶店が併設されており、モーニングをごちそうになったが、想定外に自家焙煎のコーヒーがおいしかった。毎日数杯のエスプレッソを飲んでいると、喫茶店のコーヒーがシャビシャビに思えるのだが、マジでおいしかった。
雨がさらに酷くなり、しばらく談笑。彼に言わせると、私は変人だそうである。カヤックを2回漕いだだけなので、私が変人に見えてしまうのだろう。もう何回かご一緒いただければ、他の皆さんが思っているのと同じように、私が至って普通な人間であることがきっと判ってもらえると思っている。もっとも、ここのところ、家内の親戚からも同様の指摘を受けており、断言する自信がちょっとぐらついてきている。
テーブルをオイル仕上げにするか、漆で仕上げるか。seiG君のお宅にお邪魔して、ご家族と談笑しながら、最終決定。
ご自宅は外見から想像も出来ないほど、シック&モダンに改造されていた。栗の一枚板のテーブルは幅が少し狭いものの、存在感がある良いテーブルだった。気に入ったものに囲まれる生活は、さぞかし幸せだろう。未だにサラリーマン生活から足を洗えない私からすると、自然体そのもので、うらやましい限りである。
終日降り続いた雨も夕方には上がり、美しい夕焼け。あちこちで雲が立ちこめ、美しかった。
気温もさがり、肌寒さを覚えた。雲も秋の筋雲。いよいよ秋到来である。

送信者 家から見る空の色 (Home Sky View)
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